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事例04一般社団法人埼玉県労働者福祉協議会(埼玉県)

活動紹介 - 福玉交流サロン in 羽生

11月14日(火)埼玉県羽生市内にあるスーパー健康ランド「華のゆ」で、「第17回 福玉サロン in 羽生」が開催されました。

埼玉県は、東北三県以外で東京都に続き、避難者数が多い地域であり、東日本大震災から7年が経過した今でも多くの避難者が生活しております。(3,704人/2018年1月16日現在)
一般社団法人埼玉県労働者福祉協議会や埼玉・震災支援ネットワーク埼玉などの民間団体や自治体関係者が共同で立ち上げた「福玉会議」を中心として、震災直後から様々な支援活動を行ってきました。

2012年春からは、埼玉県内に東北・福島から避難してこられている方へのお便りとして「福玉便り」を発行しており、毎月500世帯以上に旬の情報をお届けしております。

また、埼玉県内に避難している人々が避難元地域の状況や帰還・移住の選択を問わず生活を再建し安心して暮らせる社会を目指して、避難者への支援および行政・民間団体・当事者団体との連携を推進することを目的とした「福玉支援センター」も立ち上がりました。

みんなの努力の成果で、現在埼玉県内の約20ヶ所で様々な交流会が開かれております。
しかし、開催場所や曜日が固定されているものがほとんどで、参加したくてもなかなか参加できないという声が多く集まったことをきっかけに、出張型交流会を実施しようと考え始まったのが、「福玉サロン」です。
年間3回程度の開催を続けており、17回目となる今回は埼玉県羽生市で開催され、南相馬市民、浪江町民、双葉町民、大熊町民、富岡町民、また、震災前に大熊町から羽生市に嫁がれた方など、39人が参加されました。「浜通りの言葉でしゃべれんのは、いいなぁ~、ここだけだったぺよ!」と開始早々から大盛り上がり。
この日は、日頃訪問活動などを行っている浪江町復興支援員・富岡町復興支援員もスタッフの一員として会を盛り上げます。

メインイベントの「いか人参コンテスト」は、5家族からの出品があり、色も形も大きさも様々な「いか人参」が集まってそれぞれの家庭の味を自慢して頂きました。そして、大堀相馬焼の「湯呑じゃわん」がもらえる、じゃんけん合戦も行われ、大賑わいのサロンでした。

交流会の後は、お待ちかねの食事会。
この会場では普段昼食の宴会は行われていませんが、主催の方々の努力もあり、特別に本日限りの昼食会が実現しました。

主催者の1人である一般社団法人埼玉県労働者福祉協議会の永田さんは、「避難者が孤独にならないようにすることが大事。そういったサロンを通じて繋がりづくりをお手伝いしていきたい」「これからも東北と埼玉の心をつなぐ活動を継続して参ります」と語っておられました。

楽しい時間はあっという間で、サロンの最後は全員で一本締めを行いました。
サロン終了後には、天然温泉「源泉かけ流しの湯」に浸かってそれぞれの疲れを癒やしてから各自解散。

たくさん食べて、たくさん喋って、たくさん休んだ、充実した一日となりました。

※掲載されている動画は出演者の皆さまに事前に許可を得て掲載しておりますが、その後状況等が変わり掲載に支障が生じた方は以下までご連絡ください。
<映像撮影・編集>
特定非営利活動法人医療ネットワーク支援センター
TEL : 03-6911-0582

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